会長あいさつ
ご 挨 拶
一般社団法人 山形県建築士事務所協会
会長 原 行 雄
令和4年度から会長に就任いたしました。又、順番で日本建築士事務所協会の副会長も務めます。重責でありますが、児玉日事連会長の下、建築士事務所業界の課題に取り組みます。
ОECD(経済開発協力機構)が2015に打ち出した「エデケーション2030」の中で「VUCAな世界を生き抜く力」が示されました。つまり、現代の特徴は“激しく動き、不確実で複雑、そして曖昧な時代”だと認識し、価値観の大転換―未来は限りなく不透明ということです。
世界は今、1990年代に広がったグローバリゼーションが、その経済至上主義で世界が破壊されるとの反省が深まり、もっと健全な経営を目指そう。と世界経済でも大変動が起こりつつあります。
そして現在の日本は、1997年から“失われた30年”と言われ、経済発展出来ない、需要の少ないデフレーション国家となり、国民が貧しくなっております。
一方建築設計業界では、ウッドショックによる資材高騰、資材の物流、製品の生産等サプライチェーンリスクの影響に始まり、建築基準法、省エネ法改正の対応、建築設計DXのBIМ導入問題等があります。又、多くの課題も抱えており、例えば、建築士の高齢化による若手人材の育成と後継者問題、働き方改革への対応、インボイス制度への対応、設計報酬の適正化対応等です。
当協会として、このような課題に対応できる組織を目指し、日事連と協働して、全国の仲間と連携すると共に会員サービスに努めてまいります。
最後に会員、賛助会員の皆様と連携を深め、各種事業を展開しながら、当協会を進化発展してまいります。皆様方のご支援、ご協力を宜しくお願いして、私の挨拶といたします。