■事業概要 この施設は、2001年に山形市に寄贈された、御典医の流れを汲む代々医師の家系、木村家の住居と診療所「旧木村邸」を「市民の集う賑わい拠点」として整備・開発した文化複合施設です。整備にあたっては、旧木村邸の土蔵と祠、そして庭木を再生利用しました。 石蔵は、旧半田商店(市内駅西)が飼料倉庫として使用していた、今は採掘されていない中川石(南陽市)で造られた歴史的建造物を、現代の建築技術により蘇らせ、山形の遺産となる後世に残る建築物です。また、土蔵は補強改修にメンテナンスを加えて、現代風にアレンジしました。敷地の半分以上を占める「開かれた広場」は、重厚な中川石と緑溢れる自由広場を整備、市民が自由に集い立ち寄れる「まちなかの居場所」です。
●事業主体:山形建設(株)(事業企画・設計・建設) ●運営主体:(株)旅篭町開発(山形建設(株)、山形パナソニック(株)共同出資) ●事業内容:レストラン、クラフトストア、ラウンジホール、広場の運営 |